東京大学 海洋アライアンス 日本財団

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シンポジウムレポート

【シンポジウム】「第12回東京大学の海研究:社会への提言」(2017/7/18)

東京大学海洋アライアンスは、2017年7月18日(火)、シンポジウム「第12回東京大学の海研究」を東京都文京区の東京大学農学部弥生講堂で開きました。約120人が参加しました。

今回のテーマは「社会への提言」。海洋アライアンスが支援した萌芽的研究・教育の中から、今回のシンポジウムのテーマに沿った課題について、「離島における海洋教育の可能性」「海の未来をひらく!女性ネットワークからの発信」「日本の海洋観測網強化に向けて」「海面上昇に対する環礁州島の生態工学的維持」の発表をしました。

さらに、日本財団の助成を得て2014年度から研究を進めてきた三つのプロジェクトの成果を、それぞれ「船舶と航空機を利用した津波の観測方法の開発」「海洋利用に関する合意形成のガイドラインについて」「海外インターンシップ人材育成プロジェクト報告」として発表しました。人材育成プロジェクトで海外の機関に派遣された学生4人も、その研究成果を報告しました。

詳しくは、会場で配布した要旨集をご覧ください。こちら:東京大学海洋アライアンス第12回シンポジウム要旨集.pdf

開会の挨拶をする日比谷機構長

開会の挨拶をする日比谷機構長

<プログラム>

13:00〜13:10
開会挨拶

日比谷 紀之(海洋アライアンス機構長,理学系研究科)

13:10〜13:40
離島における海洋教育の可能性

和田 良太、木戸浦 悠介、早稲田 卓爾(新領域創成科学研究科)、
丹羽 淑博(海洋アライアンス)、巻 俊宏、多部田 茂(新領域創成科学研究科)

13:40〜14:10
海の未来をひらく!女性ネットワークからの発信

窪川 かおる(海洋アライアンス)

14:10〜14:40
日本の海洋観測網強化に向けて

道田 豊(大気海洋研究所)

14:40〜15:10
海面上昇に対する環礁州島の生態工学的維持

茅根 創(理学系研究科)

15:20〜15:50
プロジェクト報告「『メガ津波』から命を守る防災の高度化研究」船舶と航空機を利用した津波の観測方法の開発

丹羽 淑博、広部 智之、舘畑 秀衛(海洋アライアンス)、
早稲田 卓爾(新領域創成科学研究科)、日比谷 紀之(理学系研究科)、
林 昌奎(生産技術研究所)、田島 芳満(工学系研究科)

15:50〜16:20
プロジェクト報告「海洋の利用に関する合意形成手法の開発」海洋利用に関する合意形成のガイドラインについて

諏訪 達郎(公共政策学連携研究部)

16:20〜17:20
プロジェクト報告「海外インターンシップによる国際的な海事人材の育成」

 これまでの実施状況と成果

木村 伸吾(新領域創成科学研究科/大気海洋研究所)、山本 光夫、野村 英明(海洋アライアンス)

 インターンシップ派遣学生からの報告

  国際連合工業開発機関(UNIDO)

五十嵐 慶一(農学生命科学研究科)

  国際連合工業開発機関(UNIDO)

王 頴(農学生命科学研究科)

  国際原子力機関(IAEA)

長谷川 亮太(新領域創成科学研究科)

  ユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)

高橋 祐人(新領域創成科学研究科)

17:20〜17:30
閉会挨拶

良永 知義(海洋アライアンス副機構長,農学生命科学研究科)

<懇談会>(弥生講堂ホール会議室)(シンポジウム終了次第開始)

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