東京大学 海洋アライアンス 日本財団

PUBLICATIONS出版物紹介

日本の海洋教育の原点(戦後)理科編

日本の海洋教育の原点(戦後)理科編

戦後理科教育における海洋の扱いを振り返り、現代の海洋教育が進むべき方向を検討します。

  • 小国喜弘・東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センター編著
  • 単行本:246ページ
  • 出版社:一藝社
  • 発行:2019年3月
  • ISBN-13:978-4-86359-186-8
  • 価格:2400円+税

日本の学校教育において過去どのように「海洋」が題材となってきたかを、戦後理科の学習指導要領・教科書の記述によって明らかにし、現代の海洋教育が進むべき方向を検討します。1947年刊行の貴重な「文部省著作教科書」である『海をどのように利用しているか』を全文掲載。

新学習指導要領時代の海洋教育スタイルブック 地域と学校をつなぐ実践(教育技術MOOK)

新学習指導要領時代の海洋教育スタイルブック 地域と学校をつなぐ実践(教育技術MOOK)

初等・中等教育における海洋教育実践事例を豊富に紹介した、先進的海洋教育の指導書。

  • 東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センター編著
  • ムック:111ページ
  • 出版社:小学館
  • 発行:2019年3月
  • ISBN-13:978-4091050816
  • 価格:1300円+税

東京大学との協同のもと、地域の特徴に応じて取り組まれる先進的な海洋教育実践を、岩手県洋野町、宮城県気仙沼市の事例から紹介・解説しています。実際の授業の組み立て方だけでなく、カリキュラムづくりや地域との連携までをカバーする、教諭、校長、教育行政関係者までの参考書です。

日本海 その深層で起こっていること

日本海 その深層で起こっていること

日本に独特の文化をもたらす日本海について、科学の目で語ります。

  • 蒲生俊敬著/東京大学海洋アライアンス制作協力
  • 新書:204ページ
  • 出版社:講談社
  • 発行:2016年2月
  • ISBN978-4-06-257957-5
  • 価格:860円+税

日本海側の地域で冬にたくさんの雪が降るのは、日本海をわたってくる季節風が海面から多くの水蒸気をもらって、それを雪として落とすからです。また、日本海を利用した海運は、大昔から盛んでした。日本海は、わたしたちの暮らしや文化と深く結び付いています。小さいけれども、太平洋や大西洋のように海流が流れ、「ミニ海洋」ともよばれるこの日本海の深層で、いま環境異変が起きています。水温上昇、酸性化...。調査航海歴40年の第一人者が、その謎に挑みます。

海まるごと大研究(全5巻)

海まるごと大研究(全5巻)

海流から深海の不思議、生き物、津波や海洋汚染まで、海の科学を小学生向けに広く紹介します。

  • 保坂直紀著/東京大学海洋アライアンス協力
  • 単行本:各31ページ
  • 出版社:講談社
  • 発行:2016年1月、2月
  • 価格:各2800円+税

海は科学の宝庫です。海と気候変動の関係、深海からわきでる熱水、生き物などについて、いまも研究が進められています。「海が青いのはなぜ?」「どうして海の魚は塩水の中で生きられるの?」といった素朴な疑問から最先端の研究まで、カラーのイラストや写真を豊富に使って、小学生向けにやさしく解説しています。

【第1巻】 「海は動く」ってどういうこと?
「海の水は何度くらい?」「深層にも海流がある」「海の波は風がつくる」など。

【第2巻】 深海に温泉があるって、ほんと?
「深海はまっくらな世界」「深海にも生き物がいる」「海底の新エネルギー資源」など。

【第3巻】 海が温暖化しているって、ほんと?
「エルニーニョとラニーニャ」「地球温暖化と海」「サンゴ礁の危機」など。

【第4巻】 海の生き物はどんなくらしをしているの?
「生命の誕生」「イルカの行動」「ウナギの一生」「水族館へいこう」など。

【第5巻】 海とともにくらすにはどうすればいい?
「砂浜が消える」「プラスチック汚染」「赤潮と青潮」「津波がおきるしくみ」など。

海洋教育のカリキュラム開発−研究と実践−

海洋教育のカリキュラム開発−研究と実践−

海洋学・教育学・学校教育実践者・社会教育実践者の協同による、全IV部26章411頁。

  • 東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センター編
  • 単行本:411ページ
  • 出版社:日本教育出版社
  • 発行:2015年12月5日
  • ISBN978-4-89055-317-4
  • 価格:2000円+税

東京大学の研究者による海洋教育の学術的な研究論考や、全国の学校や社会教育施設で取り組まれている海洋教育の実践の意義と課題が纏められています。

謎解き・津波と波浪の物理

謎解き・津波と波浪の物理

海面を伝わる津波やうねり。そのしくみを、数式を使わずにわかりやすく解説します。

  • 保坂直紀著/東京大学海洋アライアンス制作協力
  • 新書:222ページ
  • 出版社:講談社
  • 発行:2015年7月
  • ISBN978-4-06-257924-7
  • 価格:860円+税

2011年に日本の太平洋岸を襲って大きな被害をもたらした津波。池に石を落としたときに広がる水の輪も、やはり水面を伝わる波です。このふたつの波は、なにが同じで、なにが違うのでしょうか。「海底を感じる波」「海底を感じない波」をキーワードに、風で起きる波や津波などの海面を伝わる波について、やさしく説明しています。

【海のプロフェッショナル2】楽しい海の世界への扉

【海のプロフェッショナル2】楽しい海の世界への扉

海の魅力を伝えたい!女性25名が語る、海を学び、海で働くことのすばらしさ。

  • 窪川かおる編/海洋女性チーム著
  • 単行本: 235ページ
  • 出版社: 東海大学出版会
  • ISBN-10: 4486019687
  • ISBN-13: 978-4486019688
  • 価格:1500円+税

海のプロフェッショナルPart2が出来ました。2010年11月に出版された海のプロフェッショナルPart1では21名の女性が執筆しましたが、Part2は25名になりました。海洋科学だけでなく、海洋文化、環境教育など、総合的な海を意識した内容です。海洋の様々な分野の調査研究、船員養成、水産学や水中ロボット工学の学生たち、実際に職業としている女性たちには航海士、海洋政策研究者、海洋科学者、そして海女さん、と盛りだくさんです。また、本書は、陸から海を見ること、海から海を見ること、そして海そのものを見ようとすることの大切さを伝えています。それは、執筆者の情熱、誠実、諦めない心と行動力にも繋がっています。海の女はかっこいい!

本出版物は一部に日本財団の助成を受けています。

地震に克つニッポン

地震に克つニッポン

戦後理科教育における海洋の扱いを振り返り、現代の海洋教育が進むべき方向を検討します。

東京大学海洋アライアンス編「地震に克つニッポン」が2012年7月31日、小学館より出版されました。

  • 単行本: 112ページ
  • 出版社: 小学館
  • ISBN978-4093882507
  • 価格:1300円+税

1995年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)以後、防災の研究は着実に進歩してきた。しかし、その成果が出始めた矢先で起こった東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)と、それによって発生した津波による災害。「3・11」以後、30年程度の間に発生が予期されている「東海地震」「東南海地震」「南海地震」「南関東地震」の大地震。これらはほとんどが海底を震源とする大地震である。

きたるべき大地震とはどういうものなのか? 私たちはそれにどうそなえたらいいのか? 地域はどうあるべきなのか? 東大の最先端頭脳の研究成果を取材し、豊富な写真、イラストを駆使し、わかりやすく解説。震災に備えられる日本の力を解き明かす。

本出版物は一部に日本財団の助成を受けています。

食卓に迫る危機:グローバル社会における漁業資源の未来

食卓に迫る危機:グローバル社会における漁業資源の未来

「食卓に迫る危機」が2011年12月20日、講談社より出版されました。

  • 八木信行著/東京大学海洋アライアンス協力
  • 単行本: 183ページ
  • 出版社: 講談社
  • ISBN978-4-06-153139-0
  • 価格:1900円+税

世界中で過剰漁獲される漁業資源。急速に増大する世界の水産物需要。マグロ貿易の禁止などをめぐる主要国の対立劇か。一方で、貿易自由化の議論がTPP等でさらに加速する。待ったなしの状況の中、流通から漁業の現場まで、各分野の情報と知恵を結集して、海と漁業資源の未来を考える。

海洋アライアンスは日本財団と共同で、2009年から2010年にかけて「食卓に迫る危機:次世代に海を引き継ぐために」というシンポジウムを3回のシリーズで実施しました。本書はその内容をもとに、最新のトピックを書き加えて開設したものです。

東北地方太平洋沖地震では、太平洋岸の水産業は大きな打撃を受けましたが、水産業の衰退は実はその前から深刻な状況にありました。この問題が図らずも、今回の震災でクローズアップされたのです。しかし、こうした時だからこそ、日本の水産業を見直して、適切な処置を施すことが必要ですし、また、可能なのではないでしょうか。適切な策を講じることことによって、日本の水産業は、国際的に主導的立場で持続的資源利用に貢献し、また、国内では産業の新たな牽引役となるばかりか、国内外で持続可能な社会に貢献することが出来るのです。この本にはそんな道筋へのヒントが盛りこまれています。

本出版物は一部に日本財団の助成を受けています。

海の大国ニッポン

海の大国ニッポン

東京大学海洋アライアンス編「海の大国ニッポン」が2011年10月19日、小学館より出版されました。

  • 単行本: 112ページ
  • 出版社: 小学館
  • ISBN978-4-09-388195-1
  • 価格:1300円+税

東京大学の中に2007年に組織された、海にかかわるさまざまな分野の学内専門家ネットワーク、全学連携の機構「東京大学海洋アライアンス」。

その参加メンバーが、海洋アライアンスが取り組んでいるさまざまな事例を、幾つかのトピックスに分けて紹介していく最初の出版物です。高校生にわかる内容になっており、先端的な成果は海の資源や日本およびその周辺海域の環境から政策にわたる広い範囲におよび、大人が呼んでもためになります。

日本の未来は身近な海にこそあり。海にかかわる諸課題を、東京大学海洋アライアンスが、英知を結集して解き明かしていきます。

本出版物は一部に日本財団の助成を受けています。

【海のプロフェッショナル】海洋学への招待状

【海のプロフェッショナル】海洋学への招待状

21名の女性研究者が語る海の魅力海を学び、海で働く。
楽しく生き生きと海に挑戦してほしいとの思いを込めた一冊。

  • 窪川かおる編/女性海洋研究者チーム著
  • 単行本: 173ページ
  • 出版社: 東海大学出版会
  • ISBN-10: 4486018818
  • ISBN-13: 978-4486018810
  • 価格:1200円+税

海の仕事に女性が少ないのはなぜ?
女子高校生、女子大学生のための海への誘い。
女性研究者による海洋学のテキストと女性ロールモデルが本に!

海洋の研究と仕事に一生懸命な女性たちが、この度『海のプロフェッショナルー海洋学への招待状―』を出版いたしました。
女子中高生の進路選択のためのキストで、女子大学生にも適応します。海洋基本本が制定され、海洋生物の多様性や領土問題など、海への関心が高まる中での出版です。

海の職業は男性オンリーと考えられがちです。昔は女性が船に乗れなかった、女だてらにの考えがある、などで女性進出は稀でした。最近の男女共同参画の動向をみても、女性数が少ない分野です。そういう中でも、女性は確実に増え、海洋学者、船員、船の研究支援員など、女性が船上で活躍しています。さらに海洋学を学ぶ女子学生も増加しています。しかし、女子高校生が、海の職業や海洋学を知る機会はほとんどありません。そこで、それらを知らせ、「海を学び、海で働く。楽しく生き生きと海に挑戦してほしい」との思いが本になりました。

3部構成です。第一部:女性研究者たちが書いた平易な海洋学のテキスト。第二部:船に乗る女子大学院生と女子学生の日常紹介。第三部:ロールモデルとして海を相手に働く女性の紹介。コラム:研究船の航海、海洋学で使う機器などの紹介。

可愛い女子のイラストが満載され、オールカラーで読み易い本です。しかも1,200円と安価です。

海洋学に限らず、勉強、進学、仕事を1冊にまとめた本は少なく、女子中高生だけでなく、男子にも薦められます。

本出版物は一部に日本財団の助成を受けています。