現地調査

震災1ヶ月後、宮城県気仙沼の造船所を訪れ状況を聞く海洋アライアンス第1次調査団
震災1ヶ月後、宮城県気仙沼の造船所を訪れ状況を聞く海洋アライアンス第1次調査団

東北地方太平洋沖地震におけるレジリアンス向上のための調査

2011年3月11日(金)に発生した東北地方太平洋沖地震および津波から1年半が経って、地震/津波の全体像や、地形変動、津波による施設の破壊、地域社会・産業への影響について調査が進んでまいりました。災害当初においては多くの主体がかかわりさまざまな動きがありました。しかし、どう変わったのかあるいは変わらなかったのか、時間を経て明らかになってきたこともあります。  
こうした状況を踏まえ、海洋アライアンスは、2012年10月に東京大学の海洋アライアンスメンバーに向けて、「東北地方太平洋沖地震・津波災害からのレジリアンス向上についての提言に資する調査、ワークショップ等イベントに対する支援」に関する課題を全学問分野対象に募集しました。そして、3つの研究グループがそれぞれの課題で調査研究を行った成果をここに公開します。  
調査は、2013年9月末までに行われ、その内容の一部は、2014年7月21日に行われた、「海洋アライアンスシンポジウム第9回東京大学の海研究:海洋研究と社会の接点」で口頭発表されました。

研究課題 主提案者 主提案者の所属 報告書
岩手県沿岸部の集落・都市における土地利用と空間のあり方調査〜大槌町と陸前高田市を対象にして〜 窪田亜矢 工学系大学院都市工学専攻
(都市デザイン研究室)
pdf 5.67MB
堤防の減災機能と限界の科学的理解に基づくレジリエントな沿岸域のデザイン 佐藤愼司 工学系研究科社会基盤学専攻 pdf 365KB
東北における水産業の復興に向けた釜石沿岸域の環境モニタリング調査 山本光夫 新領域創成科学研究科
/大気海洋研究所
pdf 598KB

震災復興調査

学問分野ごとあるいは学問分野を超えた編成の小グループがそれぞれ2011年4月から6月にかけて、第1次から第3次まで、12の調査隊が現地に入って調査を実施した。

  研究課題 主提案者 最終報告書
第1次 1 水産業、造船業の被災状況調査 黒倉 壽 pdf 6.51MB
第2次 2-1 湾奥周辺における津波痕跡高さの調査 田島芳満 pdf 2.95MB
2-2 津波堆積物の調査 浦辺徹郎 pdf 8.66MB
2-3 水中ロボットと自律船による港湾の被害状況調査 巻 俊宏 pdf 0.97MB
2-4 津波災害地域の土地利用変遷と被災の関係に基づく復興の方針 茅根 創 pdf 4.25MB
2-5 石巻市の水環境調査 穴澤活郎 pdf 11.1MB
2-6 仙台平野海岸域の環境と諸施設の被災実態の把握 石川幹子 pdf 3.67MB
第3次 3-1 水中ロボットによる南三陸町の海底状況 巻 俊宏 pdf 306KB
pdf 2.91MB
3-2 地形、土地利用、津波襲来域の分布特性の比較地理的検討 須貝俊彦
3-3 釜石の漁業と沿岸海域環境に関する調査 多部田茂 pdf 804KB
3-4 船越湾および大槌湾の海草藻場に及ぼした津波の影響に関する研究 小松輝久 pdf 2.53MB
3-5 大槌町復興支援に係る基礎調査 中井 祐 pdf 2.32MB
震災復興調査団の活動範囲

震災復興調査学内報告会

海洋アライアンスイブニングセミナー第12回〜第14回をこれにあて開催した。学内における多様な意見の共有化を目的に、学内者に絞って情報交換の場を提供しています。

第1回学内報告会(2011/6/14開催)
www.oa.u-tokyo.ac.jp/activity/2011/07/000922.html
震災復興調査学内報告会第2回(2011/8/26開催)
www.oa.u-tokyo.ac.jp/activity/2011/11/000935.html
震災復興調査学内報告会第3回(2011/10/12開催)
www.oa.u-tokyo.ac.jp/activity/2011/11/000932.html

海の再生支援プロジェクト~水中ロボットによる被災地の海の再生力探査事業~

海の再生支援プロジェクトの詳細はこちら