海洋において生じている諸問題に分野を横断して取り組む海洋アライアンスは、この津波災害に対応するために、震災から1週間後の3月18日に緊急会議を招集した。そこで、震災後の復興を考える基として現地調査を何回かに分けて実施すること、一般社会に向けて科学的に正しい理解を助けるための正確な情報を提供すること、分野を超えて復興になすべき『学』の役割を認識し、利害関係者間の溝を埋めることの可能な科学的合理性のある中・長期的提案をすると共に、今後長期にわたり、その時々で必要な取り組みを継続することとした。
東京大学海洋アライアンスのメンバーは、それぞれの立場で国や地域の様々な場所で、震災復興のための取り組みに、それぞれの分野で活動しています。こうしたとりくみは、地震やそれによる津波の発生メカニズムの調査研究から、今後の防災や将来のまちづくりにむけたシナリオ設計などの広い範囲に及びます。したがって海洋アライアンス全てのメンバーの活動を網羅的に紹介することは出来ません。そこでこのホームページでは、海洋アライアンスが主体的にかかわっている活動について紹介します。