研究者発の海の話研究者発の海の話

海洋に関わる諸活動のコスト・ベネフィット評価

我々人類は海洋からは多くの恩恵を受けることができる。その一方でその恩恵を巡る争いや意見の対立も発生する。開発か保全か、管理するか自然にまかせるか、誰もが納得できる結論を導くには、誰の目にも明らかな評価基準を定めることが重要である。このような場合に有効な手法が「コスト・ベネフィット(費用便益)分析」である。海洋に関わる様々な活動のコストとベネフィットを例えば貨幣価値に換算した上で議論を行うことによって、感情的になりがちな対立に歯止めをかけることができる。ここでは、様々な海洋問題を考える上で重要になる「コスト・ベネフィット評価」について検討した結果を中心に、その基本的な考え方や今後のありかた等を紹介する。

(八木信行)
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