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平塚沖総合実験タワープログラム

東京大学は、独立行政法人防災科学技術研究所より波浪等観測塔及び平塚実験場等を2009年7月1日に取得し、「平塚総合海洋実験場」と命名し、新たな研究・開発・教育に利用していくことになりました。

平塚総合海洋実験場は、平塚海岸沖合1km、水深20mに立つ沖合プラットフォーム「平塚沖総合実験タワー」と、データ採取処理装置を完備し共同利用や試験研究に供する陸上施設とで構成され、これらの施設を海洋アライアンス(事務局:生産技術研究所)が管理運営を行なっています。

平塚タワーでは1965年設置以来、海象および気象の観測を行ってきています。波浪、水位、水温、流れなどの海象データ、風、気圧、気温、湿度、温度などの気象データ、ライブカメラによる映像データの観測を行い、データベース化するとともに、神奈川県と共同でWEBによるリアルタイム公開を行っています。WEBで公開される平塚タワーの観測データは、水産業、海洋レジャー、気象解析、海難事故解析、海岸構造物の設計等に幅広く活用されています。また、平塚沖の観測データは海洋工学の研究においても貴重な資料であり、波浪現象の解明等に利用されています。

平塚タワー
平塚タワー
拡大図

当プログラムの目的は、海洋研究における実現場の提供です。海洋環境の理解、海洋環境変化の評価、海洋の利用、海洋防災など、海洋に関連する全ての研究の最終ターゲットは実際の海洋です。実験室で開発した様々な海洋関連機器は、実海域での性能試験が必要です。平塚タワーは海岸から離れた沖合に一定の作業スペースを確保し、電力及び通信設備を備えた施設です。漁業権も放棄されているため、機器の設置及び運用における制限がほとんどなく、陸上実験設備と同様の利用が可能な設備です。

平塚タワーは学内外から利用機関・研究者等を公募しています。毎年度、15前後の研究グループにより平塚タワーを利用した研究が行われています。平塚タワーは、海洋観測機器の開発、海中システムの開発、海底地震探査技術の開発など研究開発のための海洋プラットフォームとして、また海中生態調査などの定期観測ポイントとして利用されています。

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