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海洋アライアンスからのお知らせ

【同じ砂浜で産卵するアカウミガメでも, 餌場が違うと母ガメが産む子ガメの数は2.4倍違う 】
2013/12/17

20131213

畑瀬英男(東京大学大気海洋研究所)

大牟田一美(NPO法人屋久島うみがめ館)

塚本勝巳(日本大学生物資源科学部)

同じ砂浜で産卵するアカウミガメには,浅海(200m以浅)で主に底生動物を食べている個体(浅 海で摂餌するウミガメ)(浅海摂餌者)と,未成熟期のように外洋(200m以深)で主に浮遊生物を食べている個体(外洋で摂餌するウミガメ)(外洋摂餌 者)が共存している.これまで,このようなアカウミガメの行動の違いが遺伝によるものか環境によるものかは明らかではなかった.

東京大学大気海洋研究所の畑瀬英男元研究員らは,NPO法人屋久島うみがめ館(大牟田一美代表)による27年間に亘るアカウミガメ産卵個体の識別調査から 得られた繁殖履歴を用いて,浅海と外洋で摂餌する母ガメが産む子ガメの数を調べた.両海域で摂餌するウミガメが共存するようになった要因が遺伝によるので あれば海域間で母ガメが産む子ガメの数に差はないと予想されたが,浅海で摂餌するウミガメの方が外洋で摂餌するウミガメよりも2.4倍多く子ガメを産んで いた.両群の遺伝子を分析したところ,群間には差異がみられなかったことと併せて,アカウミガメには環境に応じて生活を大きく変える能力があることが強く 示唆された.

本研究により,なぜウミガメ類が1億年以上も生き残ってこられたのかなど,生物多様性の理解を深める上で重要な知見が得られた.

続きはこちら:

http://www.aori.u-tokyo.ac.jp/research/news/2013/20131213.html

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