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【南琉球列島の津波再来周期を初めて推定】
2013/08/26

荒岡 大輔 (東京大学大学院新領域創成科学研究科)

横山 祐典 (東京大学大気海洋研究所)

後藤 和久 (東北大学災害科学国際研究所)

川幡 穂高 (東京大学大気海洋研究所)


 2011年の東北地方太平洋沖地震津波以降,過去の津波の発生時期や規模を明らかにすることは急務となっていますが,宮古・八重山列島(以下,南琉球列島)地域では,17世紀以前の津波の情報は歴史記録にほとんど残っていません.

 東京大学大学院新領域創成科学研究科の荒岡大輔(大学院生)と,東京大学大気海洋研究所の横山祐典准教授,川幡穂高教授および,東北大学災害科学国際研究所の後藤和久准教授は共同で,南琉球列島の海岸に多数存在する津波石と呼ばれるサンゴの化石の放射性炭素年代測定により,本地域における過去の津波発生時期を推定しました.その結果,この地域では約150~400年の周期で過去2400年間にわたって建物や人的被害をもたらす規模の津波が発生していることが明らかになりました.本結果は,この地域で初めて地質記録から津波の再来周期を見積もったものであるため,今回の成果は南琉球列島の将来の津波災害予測や防災計画において有益な情報を提供するものとなります.


詳しくはこちら:

http://www.aori.u-tokyo.ac.jp/research/news/2013/20130809.html


research_0809_s.jpg

(上図):石垣島東海岸の津波石群.

(下図):『バリ石』と呼ばれるハマサンゴの津波石.本研究結果から,1771年に発生した明和津波で打ち上げられたことがわかりました.津波で打ち上げられた単一群体のサンゴとしては世界最大のものです.

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