研究者発の海の話研究者発の海の話

うみあるきとは?-システム開発の目的と方針

うみあるきワークショップの模様

うみあるきワークショップの模様

海洋政策に関する合意形成は、ステークホルダー(利害関心のある人々)とそうでない人々の境界線を定めることがきわめて難しいために、協議によって合意に至ることが難しいし、また何らかの政策合意に至ったとしてもその実現までに、現場では数多くの個別具体的な調整が必要となる。

わが国でも、沿岸域の管理に関する市民参加による計画づくりなども行われてはいる。しかし、そのような強い関心を持つステークホルダーによる個別具体的な利害調整を通じた合意形成に先立ち、そもそもどのような政策が必要とされるのかについての検討も必要である。つまり、一般国民が海洋に関連して抱いている問題意識の掘り起こしが重要である。参加型の計画づくりなどに参加しない大多数の国民たちが、海に対してどのような印象を持っているのか、何を期待しているのかなどを理解することは、海洋政策の枠組みを形づくるうえできわめて重要な情報となる。

(松浦正浩)
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