研究者発の海の話研究者発の海の話

海洋深層水の利用

伊豆大島泉津漁港

伊豆大島泉津漁港

海洋深層水は、冷たく、栄養に富み、清浄で、しかも再生可能でほぼ無尽蔵に賦存している。深層水の冷熱をエネルギーとして、栄養を海洋バイオマス生産の肥料として、清浄性を食品・健康のために役立たせることが可能であることが徐々に判りはじめており、21世紀の持続可能で大規模な海洋資源として期待されている。東京大学では2009年2月に伊豆大島北東部の泉津漁港に敷設された海洋深層水取水施設を取得し、来るべき低炭素で持続可能な社会の構築に向けて、海洋深層水関する科学技術研究のための実海域実験サイトとして、地元大島町とも連携し幅広い分野からの多様な研究を展開していくこととなった。

(大内一之)
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