研究者発の海の話研究者発の海の話

大学における学際海洋教育を推進するための基礎データ

さまざまな教科書

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大学における学際的海洋教育に関する研究会1)は、学際的海洋教育を「社会が解決を求める海洋に関する様々な課題について、専門的な知識を持ちつつ、分野横断的な視点をもち、統合的に解決しうる海の総合人材を育成するための教育」と定義した。そのうえでこうした教育を推進するためには、カリキュラムの構築あるいは教員養成といった直接的なアプローチもさることながら、周辺情報の整理が不可欠と結論付けている。ここでいう周辺情報とは、例えば大学に入学する学生たちの知識レベル(入学者のポテンシャル)、大学卒業後の知識の活用先(卒業後のポテンシャル)、また社会が求める課題の実態(教育の意義)などを指すが、いずれも情報の整理が不十分である。そこで本研究シリーズでは、大学における学際的海洋教育の推進のための基礎データの収集と整理を行うことにした。

(福島朋彦)

(注1)学際的海洋教育とその延長上の問題 http://www.oa.u-tokyo.ac.jp/learnocean/researchers/kyoiku-2/post-15.html

Contents
研究者発の海の話
水産業の振興に向けた海の「砂漠化」対策
海溝というもの
漁村を活性化するのは「心」なのか「環境」なのか?
高性能な船を実験水槽で開発する方法をウェブでわかりやすく説明する
地球温暖化だけでサンゴ礁の国は水没しない
海中ロボットで海を身近に
河川の構造物はニホンウナギの行く手を阻んでいるか?
「赤潮」の頻発と養殖漁業 ~インドネシア・ランプン湾を例に~
大学における学際海洋教育を推進するための基礎データ
島嶼(とうしょ)における海洋保護区のあり方と意義
海洋生物の多様性保全と利用を考える
海を守る、地球を守る
我が国の離島の保全・管理や振興
海面上昇に対する沖ノ鳥島の維持
「海」から展開する情報プラットフォームとネットワーク
海洋深層水の利用
うみあるきとは?-システム開発の目的と方針
現代の海賊問題と日本
沿岸域利用についての合意形成メカニズムの評価検討
次世代海洋研究者の育成
陸と海のつながりと海洋生態系
大学における学際的海洋教育研究
漁業をまもる先端技術
海底に眠る鉱山—熱水鉱床
海洋に関わる諸活動のコスト・ベネフィット評価
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