東京大学 海洋アライアンス東京大学 海洋アライアンス

東京大学がこれまで培ってきた海洋に関わる知識と人材を融合し、海洋と人類の新しい親和的・協調的な関係を築くために、専門分野を越え、組織横断的な教育・研究活動を実施・支援していきます。

機構長(理学系研究科 教授 日比谷 紀之)挨拶

東京大学には海洋に直接関係する 250名以上の研究者および教育者がおり、幅広い領域にまたがる日本最大級の研究者集団を形成しております。しかし、海を横断的・総合的に考える基盤の確立や、海を取り巻く現代的な課題を解決し得る体制の構築という意味では多くの課題が残されておりました。

そこで、東京大学では2007年7月3日、東京大学の機構の1つとして「海洋アライアンス」の設立を決定し、7つの研究科、5つの研究所、1つの研究センターを中心として、全学にわたる部局横断的な海洋教育研究の核を形成しました。

海洋アライアンスでは、社会から要請される海洋関連課題の解決に向けて、グローバルな観点から国と社会の未来を考え、海への知識と理解を深め、新しい概念・技術・産業を創出し、関係する学問分野を統合して新たな学問領域を拓いていくとともに、シンクタンクとして我が国の海への取り組みに貢献していく所存です。

機構長 日比谷 紀之
機構長 日比谷 紀之

研究

2011年の東日本大震災にみた津波の被害。海が抱える食料資源や鉱物資源の消費、開発をめぐる世界的な問題。海洋は、わたしたちの暮らしと深くかかわっている同時に、解決すべき課題も多くはらんでいます。

これらを解決するには、さまざまな分野の研究者が知恵を出しあい、お互いを高めあって新たな知を作りだす必要があります。たとえば、海底の鉱物資源を利用するには、それが技術的に可能なのか、可能だとしてコストに見合うのか、さらには国際的な合意や管理が必要です。まさに、文理を越えた海洋に関係する知の総力戦なのです。

海洋アライアンスは、海洋に関係する250人以上の研究者が在籍している東京大学の強みを生かし、分野横断的・問題解決志向的な研究を推進し、その成果を社会に発信していきます。

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教育

海洋アライアンスは、海洋分野のさまざまな専門知識を学び、世界が直面する海の課題に文理の枠を越えて挑める人材を育てます。東京大学の学部や大学院で学ぶ学生に対し、海洋科学の全般を包括的に学べる教育を実施しています。

いま海洋を取り巻く問題は、地球温暖化や海洋汚染、新たな海底資源の探査や開発、海上輸送の安全保障や水産資源管理など、多くの領域にわたっています。特定の専門分野だけでは解決できません。それぞれの専門家が協力すると同時に、全体を俯瞰し、世界の場でリーダーシップをとれる優秀な人材が求められています。

ところが、現在の学校教育では、高校生のような早い段階から「文系」「理系」の枠が設けられ、大学に進むと、それがさらに物理、生物などのように細分化します。海洋が抱える諸問題を解決するには、海洋科学の観点からこれらを統合し、海洋に関するバランスのとれた教養と高い専門性をあわせもつ人材を育てる必要があります。

大学院生を対象とする「海洋学際教育プログラム」では、文理を交えた海洋に関係する多くの分野の講義に、問題解決の能力を高めるための演習やインターンシップ実習を組み合わせています。大学の1、2年生に対しては、その入門編ともいえる総合科目「海の魅力と海の基礎」と全学体験ゼミナール「海で学ぶ〜臨海実験所での体験実習〜」を開講しています。

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組織

海洋アライアンスは、東京大学でおこなわれている海洋教育・研究の分野横断的なネットワーク組織です。教育学・総合文化・理学系・工学系・農学生命科学・新領域創成科学・公共政策大学院の各研究科、地震研究所・東洋文化研究所・生産技術研究所・史料編纂所・大気海洋研究所の各研究所、アジア生物資源環境研究センターが参加しています。

海洋アライアンスの活動は、評議会、推進委員会、運営委員会が企画運営しています。

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機能と組織図
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Contents
海洋アライアンスとは
概要
研究
教育
組織
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