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【シンポジウム報告】日本海~秘められた可能性~(2014/3/1開催)
2014/04/12

東京大学海洋アライアンス・日本財団 共同シンポジウム

「日本海~秘められた可能性~」


 東京大学海洋アライアンスは,日本財団および(公財)環日本海環境協力センター(NPEC)と共同で,シンポジウム「日本海~秘められた可能性~」を2014年3月1日に開催しました.今回のシンポジウムは,昨年(2013年)7月に日本橋三越本店で開催したシンポジウムの第2回目として,日本海に面する富山県富山市「サンシップとやま」で行われたものです.(シンポジウムの詳細(プログラム))


 前回と同様,身近な海である日本海の隠れた魅力を専門家以外の方々にも広く知って頂くと共に,日本海で直面する課題の解決策を共に考える機会にすることを目的として開催いたしました.また新たな試みとして,学生の積極的な参加を目指したプログラム構成とし,基調講演に加えて学生からの発表(報告)も行いました.


 シンポジウムでは,海洋アライアンスの蒲生俊敬副機構長からの開会挨拶の後,野上浩太郎国土交通省副大臣(富山県選出)からの祝辞(代読)があり,2件の基調講演へと移りました.松本良明治大学特任教授から「日本海,表層メタンハイドレートの資源化を目指して」,次に日本長距離フェリー協会の佐々木正美業務委員長により「長距離フェリー"日本海航路"」と題する講演がそれぞれ行われ,日本海における海底資源,および海上交通路としての可能性について,斬新で興味深い話題が提供されました.そして次に海洋学際教育プログラムの「海洋法・海洋政策インターンシップ実習」において,NPECでの実習に参加した学生3名から実習報告(テーマは「海洋ゴミ」,「生物多様性」,および「国際環境協力」)がなされました.学生の発表は実習の報告だけでなく,今後の実習や海洋アライアンスへの提言なども盛り込まれ,実習がたいへん有意義であり,多くの成果を得ていることが紹介されました.これら基調講演や実習報告に対しては,会場から積極的な質問がなされました.


佐々木良氏.jpg

松本良明治大学特任教授,東京大学名誉教授


佐々木正美氏.jpg

佐々木正美日本長距離フェリー協会業務委員長


 休憩をはさみ,最後にパネルディスカッションが行われました.このディスカッションでは,鈴木基之NPEC理事長がコーディネーターを務め,基調講演を行った松本特任教授,佐々木業務委員長に加えて,海洋アライアンスの蒲生副機構長,木村伸吾副機構長,更に国土交通省国土交通政策研究所の長谷知治総括主任研究官がパネリストを務めました.最初に長谷総括主任研究官から,日本海の観光に関する話題が提供された後,ディスカッションに移りました.パネリストからは,それぞれの専門の立場から日本海の可能性や将来等に関するコメントが寄せられると共に,会場からの質疑応答も活発に行われ,充実した内容となりました.今後の日本海の発展に期待する形でパネルディスカッションは締めくくられ,シンポジウムは終了しました.


パネル討論.jpg

パネル討論のパネリスト


 また当日の会場では日本海に関するパネル展示も行われ,休憩時間を利用して熱心に見入る参加者の姿もみられました.参加者へのアンケート結果も概ね好評で,第1回と合わせて,共同シンポジウムでは専門家以外の方々にも理解しやすい形で「日本海」に関する話題を提供できたと考えています.この第2回シンポジウム開催にあたっても,蒲生俊敬教授(海洋アライアンス副機構長),木村伸吾教授(同副機構長),山本光夫特任准教授,そして吉田尚郁主任研究員(NPEC)から成るワーキンググループで企画・運営を致しました.今後も新たなシンポジウムのあり方を模索しながら,活動を行っていきたいと考えています.


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