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【シンポジウム】海洋アライアンス・日本財団共同シンポジウム「日本海:小さな海の大きな恵み」(2013/7/10-16)
2013/11/05

東京大学海洋アライアンス・日本財団 共同シンポジウム

日本海:小さな海の大きな恵み


 東京大学海洋アライアンスは,日本財団と共同で,シンポジウム「日本海:小さな海の大きな恵み」を2013年7月10日~16日の7日間にわたり開催しました(共催:(公財)環日本海環境協力センター(NPEC)).今回のシンポジウムは,身近な海である日本海の隠れた魅力を専門家以外の方々にも広く知って頂くと共に,日本海で直面する課題の解決策を共に考える機会にすることを目的としました.したがって,会場は多くの人が集まりやすい場所ということで,㈱三越伊勢丹の全面的な協力を頂いて日本橋三越本店での開催となりました.また内容についても,7月15日「海の日」に開催したシンポジウムに加え,トークショー(13, 14日),パネル展示(10~16日)の同時開催,そして富山・石川・新潟の日本海側3県の物産展と連携した海洋アライアンスとしては初の試みとなりました.

 詳細はこちら(要旨集):2013_Japan_Sea_symp_abstract.pdf


<シンポジウム>

 メイン企画であったシンポジウムは,「海の日」にあたる7月15日13時より日本橋三越本店内の三越劇場で行われました.文系から理系までの幅広い話題を含み,なおかつわかりやすい内容とするため,専門家による講演とパネルディスカッションからなる構成としました(総合司会:松本真由美東京大学客員准教授).講演は,瀧澤美奈子氏(科学ジャーナリスト),安田喜憲東北大学教授(環境考古学),多田隆治東京大学教授(地球システム変動学),木村伸吾東京大学教授(水産海洋学)の4名により行われました.それぞれ「知っているようで知らない日本海」「船乗り人からのメッセージ」「揚子江(長江)に降る雨が日本海を変える」,そして「日本海を大回遊する水産資源の現状と未来」と題し,各講演の前には内容をよりわかりやすくするために,各テーマを題材にして,お笑い芸人(エルシャラカーニ,かもめんたる)による漫才・コントも行われました.またパネルディスカッションでは講演者に加え,前日までに行われたトークショーの講師であった3名の専門家,更には女優でタレントの安めぐみさんをゲストに招き,盛大に開催されました.


日本海シンポ1_パネル討論S_0192_20130715.jpg

パネル討論の様子


<トークショー>

 シンポジウムよりも一般参加者とコミュニケーションをとることができ,気軽に参加できるイベントとして,トークショーを7月13日,14日に3回にわたり開催しました.フリーアナウンサーの田崎日加理さんの司会で,蒲生俊敬東京大学教授,内山純蔵総合地球環境学研究所客員准教授,稲村修魚津水族館館長が各回の講師となり,行われました.それぞれテーマは,「もしも日本海が存在しなかったら?」「日本海における歴史と交易」そして「富山湾から覗く日本海の魚たち」と題して,海と魚,歴史・交易を題材にしたトークショーが行われました.各回では,講師によるミニ講演のあとで対話形式のトークショーが行われ,会場からの質問を交えながら和やかな雰囲気で開催されました.

※シンポジウムおよびトークショーの詳細につきましては,ぜひ要旨集をご覧下さい.


日本海シンポ1日目トークショーS_0075_20130713.jpg

  2つの講義の後,司会の田崎氏(左)を進行に,蒲生氏と内山氏(右)によるトークショーが

  行われた.写真は1日目の様子.


<パネル展示>

 一方でパネル展示は,日本橋三越本店内の3階吹き抜けと地下1階フードコレクションにて7月10~16日に実施しました.展示内容は,日本海の成り立ち,日本海の海洋物理学,海洋化学,海洋生物,古環境学,また日本海文化・交流といった話題をそれぞれパネルにまとめたほか,海洋アライアンス,東京大学大気海洋研究所,日本財団,NPECの紹介パネルも展示しました.更に地下1階ではパネル展示とともに白鳳丸,淡青丸の模型,更には日本海に関するビデオ上映も行われ,物産展へ買い物に来られた方々が足を止めてご覧になる姿が見られました.またシンポジウムの参加者がそのままパネル展示に足を運ばれる様子も見られました.


 以上の企画に対して,シンポジウムやトークショーの参加者からは,シンポジウム・トークショー自体の内容に対しては勿論のこと,パネル展示や物産展と連携した試みに対しても好評を博することができました.共同シンポジウム開催にあたって,専門家以外の方々にも理解しやすい新しいシンポジウムのあり方を示すことを目指していましたが,実際にそれを提示することができたと考えています.参加者は,トークショー1日目が51名,2日目が30名と小さい会場はいっぱいになってしまい,参加者のみなさまには大変窮屈な思いをさせてしまい,誠に申し訳ありませんでした.メイン企画のシンポジウムには,235名の参加者をえ,盛会のうちに終了することができました.

 なお,このシンポジウムは,蒲生俊敬教授(海洋アライアンス副機構長),木村伸吾教授(同副機構長),山本光夫特任准教授,そして吉田尚郁主任研究員(NPEC)から成るワーキンググループで企画・運営をしてきました.日本橋三越本店での第1回目の共同シンポジウム開催を踏まえて,第2回目を来年3月上旬に富山県で実施する予定です.


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