活動報告活動報告

活動報告

【第15回イブニングセミナー】ウィンドチャレンジャー計画
2012/09/26

第15回イブニングセミナー

「ウィンドチャレンジャー計画」


 海洋アライアンスは,9月6日(木)の18時から,本郷キャンパス・理学部1号館7階710室にて第15回イブニングセミナーを開催した.

講演資料:evening_seminar15_ppt_file_material.pdf


 今回の講師は,新領域創成科学研究科,海洋技術環境学専攻の大内一之特任研究員である.大内研究員はわが国の船舶省エネ研究の第一人者であり,本学の研究員のほか,ウィンド・チャレンジャー計画代表の肩書も持つ.講演のテーマは,同氏が専門とする省エネ技術の粋を集めた次世代帆船のウィンド・チャレンジャー号についてである.


大内先生のPPT1枚目.jpg

ダイナミックに躍動する次世代帆船「ウィンド・チャレンジャー号」


 今後の環境・省エネの時代へ向けて,海運造船産業においても最も配慮しなければならない問題は燃料消費量の削減である.これまでプロペラによる推進効率を改善したり,船体形状を工夫したり,あるいは航行速度を落としたりなどの工夫がなされてきたが,同氏は新しい試みとして風力推進船を推奨している.もちろん帆船自体は新しいアイデアではない.ウィンド・チャレンジャー号が新しいのは,帆とプロペラのハイブリッドシステム,自動繰帆化された大面積高揚力帆,および伸縮式硬翼帆などである.こうした技術を完成させ,最終的には航路の検討も含めて,50 %の燃料削減を目標にしている.


解説する大内先生.jpg

講演風景


 当日は生憎の雷雨で交通機関に影響があり予想に比して参加者がまばらではあったが,密度が高くかつ分かりやすい講義に,聴講者一同大満足であった.

 ウィンド・チャレンジャー号はまだ計画段階にあるが大内研究員の他にも鵜沢潔特任准教授,早稲田卓爾准教授,鈴木克幸教授などの本学を代表する研究陣が,海事・造船企業とともに参画しており,来年には実機の1/2スケールの実証機(高さ25 m)の製作とその陸上実験に向けて準備中であり,新聞紙上を飾るような朗報も遠くないことと思う.

Contents
活動報告一覧
page top