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活動報告

【出前授業】子供たちに海の研究の最前線を伝える
2012/08/21

 海に関する教育活動の一環として,海洋アライアンスでは小中学校や高校などへの出前授業を行っている.

 6月26日(火),巻 俊宏 准教授(生産技術研究所)が「海中ロボット」というタイトルで,世田谷区立八幡山小学校の4年生に授業を行った.

 光が届かず,人間が直接行くこともできない海中はロボット活躍の舞台である.本授業では知られざる海中ロボットの実態と,海中ロボットによる最新の観測成果について紹介した.後半は屋上のプールを使用して遠隔操縦ロボットの実演,子供たちにも操縦を体験してもらった.

 通常よりもはるかに長い授業時間だったが,先生方も驚くほど子供たちは集中しており,難しい内容だが,興味を持ってもらえたようだ.

 今後も海洋アライアンスでは,子供たちに海に興味を持ってもらえるように,最先端の研究内容を含めて色々な事柄を楽しく授業する本活動を続けてゆく.


20120626授業風景.jpg

出前授業の様子

20120626ROV.jpg

海中ロボット(ROV)


~保護者から届いたお礼状~

 昨日はどうもお疲れ様でした.とても楽しい授業のおかげで,子供たちは喜んで帰っていきました.お天気にも恵まれて,プールいっぱいにロボットを動かすことができてみんな大満足でした.

 お忙しい折,ご足労いただき本当にありがとうございました.後半の実体験はもちろんですが,前半の講義も4年生は興味をもって聞いていました.

 子供たちの様子を見ていて私が強く感じたことは,彼らにとっては従来の授業よりもかなり難しい内容でしたが,それでもほとんどの子が集中して聞いていました.今の学校の理科の教科書の内容が子供にとってわかりやすくしようとする余り子供っぽいというか,内容のほとんどがイラストとぼやかした言葉に変えられているような気がします.

 それに引き換え今回の授業は,分かりやすい比較が自分の知らなかったコトに対するイメージを膨らませやすくさせて,どんどん想像していける気がしました.そこにちょっと難しい言葉や説明がでてきたら,子供たちは必死で自分たちの今ある頭の中の引出を全部開けて理解しようとしたように感じました.

 我が子も学校から帰ってきて,授業のことを話してくれました.講義の途中でもっとゆっくりみたい写真があったのに(時間の都合で)ドンドン飛ばされてしまったとか,火星のロボットと海中のロボットは協力できないのかとか,なんで深い海でロボットはつぶれないんだとか,孤独ならなんでちょうちんアンコウのようにビデオカメラをつけないのだとか,ロボットが海底の通り道に印を落としていけば楽なんじゃないかとか,超音波ならイルカと交信できないのかとか,早く海底のグーグルアースを使えるようになりたい等々いっぱいしゃべっていました.

 時々違うように理解している部分もありましたが,私はそれでもいいと思っています.頭の片隅に聞いた言葉が残っていれば,どこかのタイミングでいつか必ず出てくると思うからです.

 今回子供たちが予想以上に集中して聞いていたのは,教える側の知識レベルの高さに比例すると実感致しました.

 今回八幡山小学校の4年生の子供たちに大きな種を与えて下さいましたことに感謝いたします.今後,先生の研究活動がますます充実したものになりますことを心よりお祈り申し上げます.


20120626プールでROV操縦.jpg

プールでの実演と操縦体験


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