活動報告活動報告

活動報告

【報告】緊急ワークショップ:東北地方太平洋沖地震・津波 (2011/4/22開催)
2011/07/20

【報告】海洋アライアンス緊急ワークショップ

東北地方太平洋沖地震・津波


     日時: 4月22日(金) 13:00~17:40

     場所: 東京大学農学部 弥生講堂・一条ホール


20110422WS_panorama_view_s.jpg

会場の様子


2011年4月22日(金)13時から,東京大学農学部弥生講堂・一条ホールにて,標記ワークショップが行われた.参加者は総数約300名であった.


3 月11日,東北地方太平洋沖を震源とする地震とそれによって引き起こされた津波による被災についての現在までの科学的情報の整理を,特に三陸地方の津波被 害を中心にまとめた.当日は,地震研究所の懇談会直後のワークショップだったため,最新の成果を講演いただけた.また,被災地からの参加者もおり,有意義 な情報提供ができたのではないかと考えている.


1_Matsumoto.jpg

挨拶する松本副学長


最 初に,東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々に黙祷が捧げられた.開会にあたっては,東京大学副学長の松本教授からあいさつがあり,続いて第1部 では,海洋アライアンス機構長の浦教授(生産技術研究所)から,海洋アライアンスがこの度の震災に果たすべき役割について講演した.続いて八木准教授(農 学生命科学研究科)から,漁業・養殖業生産統計年報等から被災した各県の水産による地域生産額の比較が行われ,およその被害額の概算が示された.佐藤教授 は津波の高さの定義などの基礎的な解説に加え,人工構造物についての今後の調査に必要な被害状況を見るポイントの説明を行った.


20110422_program1.jpg

第1部の講演者:左から,浦教授,八木准教授,佐藤教授


第 2部のはじめに,平田教授(地震研究所)が地震と地震動,3月における前震・本震・余震の分布を地図上にプロットして解説を行った.佐竹教授(地震研究 所)は東北地方における明治,昭和の三陸津波など,過去の地震との比較から今回の地震津波の解説を行った.篠原教授(地震研究所)は東北地方太平洋沖地震 に関する海域における観測態勢の状況を詳しく説明し,海溝型の地震に関しての調査研究には海域の観測点の充実が必要なこと,また,震源域南限がフィリピン 海プレートと太平洋プレートが接するあたりに位置することから,震源域の広がりの関係を調べる必要があることを指摘した.

20110422_program2.jpg

第2部の講演者:左から,平田教授,佐竹教授,篠原教授


第 3部においては,まず,都司准教授(地震研究所)が南北沿岸部の広範囲での津波の到達した高さとその場の被害状況を詳細に解説した.福田助教(大気海洋研 究所)は実際の大槌町大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センターでの被災体験とその時の状況を克明に報告した.終わりに副機構長の木暮教授(大気海洋研究所)から 大海研としての今後の対応を含め,閉会の挨拶があった.


20110422_program3.jpg

第3部の講演者:左から,都司准教授,福田助教,挨拶する木暮教授



プログラム


開会挨拶

松本洋一郎(東京大学副学長)

【プログラム1】

海洋アライアンスの役割

浦 環(生産技術研究所)

水産業への被害と今後の課題

八木信行(農学生命科学研究科)

津波による被害の特性

佐藤愼司(工学系研究科)

【プログラム2】

2011年東北地方太平洋沖地震の前震・本震・余震と余効変動

平田 直(地震研究所)

東北地方太平洋沖地震および過去の地震による津波

佐竹健治(地震研究所)

2011年東北地方太平洋沖地震に関する海域観測

篠原雅尚(地震研究所)

【プログラム3】

千葉・茨城・三陸北部の津波の被害状況

都司嘉宣(地震研究所)

大槌町大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センターの被災状況

福田秀樹(大気海洋研究所)

閉会挨拶

木暮一啓(大気海洋研究所)


Contents
活動報告一覧
page top